コンセプト

○概要

携帯電話機に「指穴」を設け、「携帯電話機を持つ手を自由に使えるようにする」という私の発想は、既に2004年から存在し、当時も、多数、意匠登録にしてきましたが、アイデアの売り込みはほとんど行わず、あっという間に15年の歳月が過ぎようとしています。

しかし私は、この発想の優位性は捨てきれず、この発想をスマートフォンのデザインに取り入れ、自信の過去の登録意匠に接触しないように、スマートフォンに合ったデザインにアレンジし、意匠登録出願致しましたところ、昨年、そのすべてが登録となりました。

私は、「指穴」をスマートフォンの先端部に設ける事による利便性について、権利を独占できる唯一の方法として、意匠登録という方法を選択しました。
内容的に、特許出願には無理がありますし、実用新案は権利に弱さがあります。
意匠登録は、目で確かめられる権利ですので確かではありますが、権利範囲の狭さが欠点です。
スマートフォンの先端に、「指穴」を設ける方法は、いろいろな形態が考えられますので、1件2件の登録意匠では、「指穴」を持つ商品が、異なるデザインで出回ってしまいます。
そこで私は、スマートフォンの先端に「指穴」を設ける、ありとあらゆる形状(デザイン)を考え、そのすべてを意匠登録出願致しました。
その結果、17件(17種類)すべてが意匠登録となりました。
これにより、「指穴」を設けたスマートフォンについて、よほど「奇をてらったデザイン」にしない限り、他者が、私が所有する意匠権の権利侵害することなく「指穴」を持つスマートフォンを商品化することは難しい状態にするまで到達しました。
本案を御採用して頂けましたら、「指穴を持つスマートフォン」について、ほぼ独占状態としていただくことが出来ます。

登録意匠は、すべて、権利範囲を広くすることが出来る「部分意匠登録」ですので、「指穴を持つ先端部」以外の部分のデザインには左右されませんので、他者に類似品を商品化させることを難しくする一方で、権利者様は、無数のバリエーションの商品を生み出していただくことができます。
部分意匠制度につきましては「部分意匠登録とは」も、サイドバーからご覧ください。

本案は、広報活動を優位に進める為、商標登録も致しております。
「セミウェアラブル」「セミウェアラブルモバイル」「セミウェアラブルフォン」「セミウェアラブルカム」「セミウェアラブルカメラ」は、すべて登録商標です。

携帯電話メーカー様、又は電気通信事業者様に、「意匠権」「商標権」の権利許諾もしくは権利譲渡の用意がござますので、よろしくお願いいたします。


スマホがあれば車は要らない。
という若者も少なくありません。
車離れの時代にスーパーカーのようなスマホ。
かつて、マイカーのカッコ良さを競い合った時代があったように、スマホのカッコよさを競い合う時代を創造できます。


これまでのスマホ業界は、新機能、薄さ、軽さで争ってきました。
その為、新製品を生み出すのに、膨大な時間と予算を必要としました。
セミウェアラブルモバイルは、機構を伴わないデザイのみによる機能ですので、自動車のように、次々とモデルチェンジした新商品を低予算で送り出すことが出来ます。
その為、スマホ業界を、これまで例をみない、最も買い替えの盛んなエレクトロニクス産業にすることができます。


🍎 当然ですが、スマートフォンは握っていないと落としてしまいます。
しかし、それは当然ではありません。
セミウェアラブルフォンなら、必ずしも握らなくてもスマートフォンは落ちません。
セミウェアラブルフォンは、いつのまにか、当たり前になっている「落とす」不安と「握る」労力を半減します。
スマホを持つ手が自由に使えるので、スマホの楽しさが倍増します。🍏


2004年、ガラパゴスの時代からスマホに「指穴」を移植するに至るまでの流れ

ケータイ、デジカメ、ゲーム機等、様々なデザインの携帯機器が市販されていますが、持ち運ぶ為の機能は、すべての製品が、ひも状のストラップに頼り、持ち運ぶ為のデザインが施された携帯機器は皆無であることに気づきました。(2004年初頭)
これは、機器の小型化を一辺倒に追求するあまり、持ち運ぶ為の機能が、デザインから切捨てられた結果と思われますが、持ち運ぶ為の機能的デザインが携帯機器に施されていない事は、現代の奇跡と言っても過言ではではありません。
そこで私は、持ち運びやすさと持ちやすさ(握りやすさ)の双方を同時に実現できる方法として、小指、または、薬指が挿入できる貫通口を設けたデザインの様々な携帯機器を考案し、意匠登録出願を致しましたところ、出願した意匠、すべてが登録となりました。(2004年~2005年)

わたくしが考案致しました意匠は、すべて

① 持ち運びから使用体勢への切替動作が、挿入した指を抜き差しすることなく、即座に、極自然に行うことができると同時に、使用時のグリップ感が得られる。

②左手でも右手でも使用できる。

③ 指を挿入せず、従来の携帯機器と同様に使用する事もできる。

という、三点を念頭に考案、創作していますので、老若男女、すべての方に喜ばれ、しかも、貫通口を使用しない方にも問題なく使用できます。

いまだ存在していない事が不思議な、現代の逆オーパーツのようなデザインパテント(意匠登録)です。

ぶら下げた状態から、アッという間に使用体勢に移行

★ 本案の、意匠登録は、すべて「部分意匠登録(貫通口部分)」ですので、通常の「意匠登録」より「権利範囲」が広く、基本的に、貫通口部分以外のデザインに関係なく、権利が及びますので、広範囲に権利が及んでいます。


初期の登録意匠は2004年ですので、すでに15年が経過しようとしています。
※スマートフォンの登録意匠は、昨年登録されたばかりですので、今後19年間の意匠権の存続期間があります。
○時代の流れとタイミングについての考察

発明には、あらゆる面でタイミングが最も重要とされています。
今、世界的ヒット商品となっている「自撮り棒」は、30年ほど前に、日本人の方が発明したものですが、発明当時は、企業が全く関心を示さず、商品化に至りませんでした。
また、プッシュフォンの発明も、日本人の発明でしたが、発明当時、どの企業も興味を示さず、商品化されたのは、発明者が商品化を諦め、特許権を放棄した後だったという逸話を、特許文献で目にしています。

私の発明も、例外ではありません。
最初に、指穴の意匠を考案した2004年当時、ケータイなら何を作っても飛ぶように売れる時代でした。
しかも、もっと小さく、もっと薄くと、小型化一辺倒の時代でした。
多くの人が、ケータイは、時代と共に、年々小さくなると信じていました。
そんな時代、一回り大きくなってしまう、貫通口を設けた、私のデザインは、敬遠されかねないのでは?
という、不安をいだきました。
また、私自身、売り込み活動は元々苦手ですので、この14年間、直接的な売り込み活動は行いませんでした。(2006年頃、メーカーではなく、電話会社2社にケータイモックを紹介致しましたが、体よく断られました。)

しかし、スマートフォンの普及により時代は大きく様変わりしました。
ディスプレイの大型化を求め、大きなボディーの機種が続々登場。
市販されている携帯機器の大きさも様々で、ユーザーに、サイズへのこだわりが希薄な時代になりました。
その一方で小型化技術は、大きく進化し、ついには、腕時計型のウェアラブル端末が登場しました。


ちょと時代を巻き戻したセミウェアラブル


時代は、薄型液晶テレビから、いつかはホログラフィー(立体テレビ)と移行していく事と思われますが、薄型液晶テレビの時代は、まだまだ続きそうです。
一方、携帯機器については、眼鏡型や腕時計型のウェアラブル端末は、急速に普及しつつありますが、眼鏡型ウェアラブル端末は、誰もが普段使いとして使うには無理があります。
腕時計型のウェアラブル端末は、老若男女を問わず使用できますが、スマートフォンとセットで持ち歩かなければ充分な機能を果たせません。
技術の進歩により、腕時計型のウェアラブル端末単体で多くの機能が果たせる時代が来たとしても、YouTubeの閲覧、ネットフリックスの日本進出など、大きな画面が望まれる以上、スマートフォンの需要はまだまだ続きそうです。
このように、現在のユーザーのニーズに対して、感性的にも技術的にも、ウェアラブルの時代は一歩早すぎるように思えます。
そこで、「4:3ブラウン菅テレビ」と「薄型液晶テレビ」の間に「ワイドテレビ」の時代が存在したように、時代を少し巻き戻した「セミウェアラブル」を提案いたします

「セミウェアラブ®」は、スマートフォンとウェアラブル端末との狭間を穴埋めし、自然な時代の流れを創造します。